2008年5月28日水曜日

地理空間情報活用推進基本法


一回聞いても簡単に覚えられない法律の名前です。国が税金を使って地理情報を整備し、WebやGISを使って位置情報や行政の地形情報と属性情報を流通させようとする法律である。ガソリン問題、年金問題に比較して地味な内容です。しかし、私のような落ち目の測量・建設関連業界に身をおく者にとっては華々しい話題である。データを作る人、その仕組み・骨組みを作る人、データを使う人いろいろな段階の人が関係します。我々業界の人はこれを機会に勤務する会社の受注を増やそうと企てています。この種のデータは今後、二極化するでしょう。広い範囲をそこそこの精度でデータを作る。対して狭い範囲を高精度、高品質でデータを作る。前者が人工衛星のセンサーを利用したデータの作成であり、後者は、人力による地上測量などが考えられる。現在、自分はその中間と後者に近い分野で仕事をしている。データの流通に関しては、コンピュータメーカーやGISメーカーが主役となりますが、Googleは、そのすべてを担う存在です。Googleで扱うデータ形式も準国際標準になりつつあります。